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 トランプ新大統領の就任初日から、「米国第一主義」の内向きな政策に大きく揺さぶられている国がある。北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉を突きつけられた隣国メキシコだ。首都メキシコ市の抗議デモでは、新大統領への不満が噴出した。

 「米国のいいなりにはならない!」

 トランプ米大統領が就任した20日、メキシコ市では数百人の市民が声を合わせながら目抜き通りを米国大使館前までデモ行進した。先頭に掲げられたトランプ氏の張りぼて人形には、最後に火が放たれた。

 隣国メキシコの批判を繰り返してきたトランプ氏。不法移民対策として国境にメキシコの負担で壁を建設すると主張。米企業などのメキシコへの工場移転を批判し、メキシコからの輸入に「35%の国境税をかける」とも語った。

 就任初日に打ち出したNAFT…

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