こんにちは。
すでにかなりの認知度を誇る「河津桜まつり」。
静岡県賀茂郡河津町にて、毎年2月上旬〜3月上旬までの約1ヶ月間開催されるイベントです。
「河津桜まつり」開催時には多くの花見客で賑わい、1ヶ月でなんと150~200万人もの来場者が訪れるとも言われている一大イベントです。
そんな“「河津桜まつり」を楽しむための混雑回避の方法や穴場情報を地元民ならではの視点で”送りします。
河津桜まつりとは
(photo by カワヅザクラ - Wikipedia)
早咲きの河津桜という品種の桜を鑑賞できる、静岡県賀茂郡河津町の一大イベントです。開花状況や、詳細情報については公式ページをご覧ください。
概要を簡単にご説明しておきます。
概要
(photo by カワヅザクラ - Wikipedia)
河津桜まつりの期間は、毎年2月上旬から3月上旬まで(※2017年は2月10〜3月10日まで開催)。
出店(露店)や、夜間のライトアップ、各種イベントも同時に開催されます。
河津桜はカンヒザクラとオオシマザクラの自然交配と考えられており、よく見る桜より少し大きめで、ピンク色なのが特徴。
歴史や由来
今では日本全国各地で見られる品種ですが、元をたどればその歴史は1955年(昭和30年)頃まで遡り、河津町田中の飯田勝美氏(故人)が偶然見つけた苗を植えたのが始まり。
その後河津町に原木があることから、1974年(昭和49年)にカワヅザクラ(河津桜)と命名。1975年(昭和50年)に河津町の木として指定されます。
そして、1981年から河津駅近辺の河口から河津川にそって約3km続く「河津桜並木」を舞台に、一気に咲き誇る早桜を鑑賞する一大花見イベントとして名を馳せるようになりました。
年間を通して温暖な気候の伊豆は、早咲きの特色を生かし、いち早く花見を楽しみたい老若男女(ご年配が多いですがw)にバッチリマッチしたイベントとなりました。
動画紹介
2011年の動画なので少し古いですが、比較的雰囲気が伝わる動画だったのでご紹介しておきます。
※サムネタップで再生されない方はコチラ▶︎[HD]伊豆の河津桜まつり CHERRY BLOSSOM Festival in Kawazu 花の名所案内 - YouTube
開花時期が2月〜3月ということもあり、この頃ちょうど同時期に咲く菜の花とのコントラストがなんとも美しい景観を見せてくれます。
夜間はライトアップされるので、幻想的な雰囲気を見せてくれます(※動画内2:35ぐらいから)。
最近は各種メディアにも取り上げられているので、リピーターはもちろん、初めて来場される方も年々増え続け、かなりの賑わいを見せています。
アクセス
今現在、「河津桜まつり」は大変な混雑となります。
“道がない”のが一番の理由ですが、東京方面からは海岸線を使うルートか山を越えるルートしかありません。混雑必須なのである程度は覚悟しておいてください。
まずは電車でお越しの場合。
次に車でお越しの場合。
もう少し先(平成30年頃)の話ですが、今後は伊豆縦貫道(沼津市〜下田市を繋ぐ自動車道)開通予定なので緩和されていくはずです。
地元だからこそ知る混雑回避の方法
ここまでは、どこにでも載っている情報です。
そして、先述の通り100%混雑します。車でお越しの際は、天候が最悪な場合や、まだ咲いていない時期か、散ってしまった時期でない限り、この通りに来ることは不可能です。
ここからは地元民ならではの視点で混雑回避の方法やレア情報をお届けして行きたいと思います。
1.時間通りに動きたければ公共交通機関利用
ぶっちゃけたことを言うと、公共交通機関も混みます。特にご年配の方々は公共交通機関を選ぶ方が多いです。
ただ、(経営難で東急に買収されてしまった)伊豆急線は海岸線をひた走るので、景観ヤバしです!
熱海で乗り換えが必要な方は本数は少ないですが、“踊り子号など乗らずにリゾート21”を狙ってください。
(photo by http://www.izukyu.co.jp/dennsya/r21/index.html)
今現在は「黒船電車」となっていますがこの車両、各駅停車の車両でグリーン車顔負けの広々空間。その上オーシャンビューのシートや展望座席もあったりします。
実は伊豆急行は線路が単線なので、特急に乗っても相互入れ替わりのため待機となります。着く時間変わらない&各駅なのにシートも素敵だったら断然各駅をチョイスした方がお財布にも優しい!
ただ本数は少ないので、時刻表要確認!
2.満開シーズンを狙うなら泊まりで!
自然が相手なので寒波などの影響で、開花時期は多少前後する場合もあります。
ですがこの約1ヶ月時期は、とにかく観光バスが多く車移動はイラつきます。晴天の満開シーズンは確実に時間通りに動けない(着けない)と思っていただいて構いません。
早朝に動くか深夜に動けばいいんですが、なかなかそうもいきませんよね。
そこでオススメなのが泊まりで来ること。
河津町含め、伊豆は温泉が多数存在しています。下記アプリは株式会社Loco Partnersが運営するサービスで、“たまの贅沢”にぴったりな、一流旅館やホテルの宿泊予約ができるアプリです。
なんと他社より高ければ返金対応もしてくれると言う、太っ腹サービス。厳選された宿泊施設だけを紹介しているのでハズレなしです。
3.あえてシーズン外を狙う
露店は無くなってしまいますが、桜まつりが終了したタイミングでもギリギリ桜が残っていたりします。
また逆に、2〜3分咲きぐらいでも桜が咲いている場所は必ずあるので混雑前(早い時期)や混雑後(イベント終了後)に行くのも一つの手です。
それでは行く意味がないとお思いでしたら、夜間がオススメです。
(photo by http://blogs.yahoo.co.jp/tamazoozoo)
この桜まつりは、日本らしい花見(呑んで歌ってどんちゃん騒ぎ)という趣ではありません。寒桜と呼ばれるだけあって、温暖な伊豆とは言え、早咲きのため季節的にも寒いですしね。
ですので、どちらかというと昼がメインのイベントです。
関東圏なら充分日帰りで往復できる距離なので、夜間に合わせて来場するのもいいと思います。
4.もう少し南下する
実は河津桜が見られるのは河津だけではありません。
静岡県賀茂郡南伊豆町下賀茂にて開催されている「みなみの桜と菜の花まつり」があります。
こちらも同じく2月上旬〜3月上旬の開催で、河津桜まつりと並行して開催されます。
現在はこちらもある程度混雑しますが、河津ほどではありません。道中立ち寄れるスポットも数々あるので足を運んでみてはいかがでしょうか。
※サムネタップで再生されない方はコチラ▶︎みなみの桜と菜の花まつり - YouTube
ひたすら南下するだけですが、詳しい情報やアクセス方法は南伊豆観光協会のHPををご覧ください。
個人的には南の桜の方が好き!
カメラマンは特に南の方が落ち着いて撮れるよ!
あとがき
この時期サーファーはたまらないんですよねぇ。下田はコンスタントに波が立つビーチがいくつもあるので、春夏秋冬問わずサーファーが訪れます。
サーファーは東海岸を使うより天城越えルートの方が断然早いです。どちらにしても時間を見て行動するのが得策です。
ぜひ河津桜を見に、伊豆へお越しください!
※サムネタップで再生されない方はコチラ▶︎桜見る弁当 - YouTube