1月16日、イギリスの有名シェフ、ジェイミー・オリヴァー氏は、マクドナルドに対して起こした裁判に勝訴しました。
今回、オリヴァー氏が裁判に勝訴したことで、マクドナルドのハンバーガーに使われている「肉」の正体が明らかになりました。
本当の肉の代わりに、”食用肉から出たくず肉、腱、脂肪、結合組織を混ぜた物から成るペースト状の生地と、アンモニアから作られたもの”を使用していたことが証明されました。
くず肉とは
商品価値の低い食用の畜肉の事で、骨格周辺やブロック状に切りそろえた際の切れ端、更には各種器官周辺部に位置するあまり見た目が良くない物をこう呼ぶ。
(※イギリスでは骨なし成型肉はドッグフードや鶏の飼料にされ、人間が食べる食品への使用禁止されています。)
勝訴したオリヴァー氏
ジェイミー・オリヴァー氏は、イギリスの有名な料理人です。
オリヴァー氏は料理人であると同時に、food revolution (食育革命)を起こそうとしている活動家でもあります。
食育革命がどのような革命かというと、”子どものうちから肥満になり、寿命を縮めているイギリスやアメリカの子どもたちに、「食べ物」のことをちゃんと教えて、もっと健康になってもらおう”というものです。
ジャンクフードが主流となった子どもたちの食生活を変えるべく、健康的でヘルシーなレシピの考案、調理師たちのトレーニングなど、積極的に活動を行っているとのことです。
マクドナルドの肉の正体
マクドナルドのファーストフードチェーンでは、本当の肉の代わりに、”食用肉から出たくず肉、腱、脂肪、結合組織を混ぜた物から成るペースト状の生地に加え、アンモニアが使用”していたことが証明されました。
オリヴァー氏は、『マクドナルドの店舗でサービスされる商品は、食品として定義不能である。』と発言しているようです。
肉の品質について
マックバーガーの肉の品質については、以前から消費者やメディア、業界関係者から疑問の声が上がっていましたよね。
オリヴァー氏は、以前からマックバーガーの肉の品質について、疑問を持っていたようです。
危険性についても訴えていたようですね。
マクドナルドは11年に”アンモニア消毒をした牛肉”の使用をやめると発表していました。
12年には、オリヴァー氏が「ピンクスライム」と呼んだバーガー用の”骨なし成型肉(くず肉や内臓などを結着剤で固めたもの)”の使用中止を発表していました。
このように、今までに何度も「使用をやめる」と発表していたにも関わらず、今回の勝訴により、使用されていた事実が証明されてしまいました。
今までは噂レベルであった事が、裁判で勝訴したことにより証明されたわけですから、自己責任で食べるようにしなければいけません。
間違っても、子どもには食べさせてはいけませんね。
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