糸魚川の大規模火災から1か月 本格的な再建へ

糸魚川の大規模火災から1か月 本格的な再建へ
k10010848341_201701220509_201701220510.mp4
住宅など147棟が焼けた新潟県糸魚川市の大規模火災から22日で1か月となります。強風で燃え広がった災害として、被災者に支払われる支援金の申請が22日から始まり、今後、街の再建が本格的に進められていくことになります。
先月22日、新潟県糸魚川市で起きた火災は、ラーメン店から出た火が強風によって3万平方メートル余りにわたって燃え広がり、焼けた建物は147棟に上りました。

今回の火災について国は、強風によって燃え広がった災害、「風害」と捉えて、建物の被害状況によって支援金が受けられる「被災者生活再建支援法」の適用対象とし、22日から市役所の窓口で支援金の申請の受け付けが始まります。最大で400万円の支援金が受け取れるということです。

また、市では来月、災害復興の専門知識を持った国土交通省の職員を副市長として迎えるほか、街の復興を専門に担当する新たな部署を設けることになりました。

今後、市では火災で被害を受けた200人余りの住民や事業者から、新たな街作りについての意見を聞き取るなどして、今後、街の再建を本格的に進めていくことにしています。