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小野薬品が米メルクと和解 オプジーボ特許侵害訴訟

 小野薬品工業は21日、新型がん治療薬「オプジーボ」の特許侵害訴訟を巡り、米製薬大手メルクと和解したと発表した。特許の有効性を確認し、メルクが一時金6億2500万ドル(約715億円)と売り上げに応じた使用料を小野薬と提携先の米製薬会社に支払う。小野薬側の主張に沿った内容だったとみられる。

 小野薬は、メルクのがん治療薬「キイトルーダ」がオプジーボと同じく、免疫の働きを弱めるタンパク質「PD1」に作用する成分を用いており、特許侵害に当たると主張。米製薬会社とともに、世界で損害賠償や販売の差し止めを求めていた。日本ではメルク子会社MSD(東京)を訴えていた。

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