「侵華日軍南京大屠殺史研究会(中国侵略日本軍南京大虐殺史研究会)」の張伯興前会長は、在任期間中の会の研究活動をまとめた報告書には、あらたに1万人の犠牲者名が追加されたことを明らかにした。中国新聞社が報じた。

 張前会長は、資料数万件を調べた結果、新たな犠牲者を追加することになったと主張した。同研究会はこれまでに「南京大屠殺史料集」55巻と「南京大屠殺史研究と文献集」27巻を刊行したが、近い将来に関連書籍17巻を新たに出版するという。

 同研究会は、若い研究者に資金を提供して、新たな論文制作などを支援してきた。研究会の人事刷新も、若い人が南京大虐殺の研究に積極的に取り組むよう、世代交代を狙ったためという。(編集担当:如月隼人)



■最新記事
日本の「反戦人士」が南京事件の史料寄贈、中国報道「鉄の証拠だ」
南京事件:“被害者名簿”の壁を延長、1万人で犠牲者30万を象徴
日中共同研究「南京事件は反人道的虐殺」…中国で「対日罵詈雑言」
【中国ブログ】台湾の親日には歴史的なワケがある(1)
中韓また“もめごと”―「南京虐殺は主に韓国人の仕業」で