博多陥没、岩盤のもろさが一因か 国交省の第三者委
福岡市のJR博多駅前の道路大規模陥没事故で、原因究明に当たる国土交通省の第三者委員会が21日、東京都内で2回目の会合を開いた。現場では市営地下鉄工事で掘削していたトンネル上部の岩盤が崩れた。委員会は岩盤にもろい部分があり、一因となった可能性もあるとした上で、地質や設計・施工に関する10の想定要因を議論。3月開催の次回会合までに原因を絞り込み、中間報告を取りまとめる。
第三者委が開かれるのは昨年11月以来で、今回は福岡市側から、事故後に実施したボーリング調査の中間データが示され、岩盤にもろい部分があると確認した。