今回は汗牛充棟(かんぎゅうじゅうとう)です。
ものすごく、たくさん本がある。という意味です。
牛車で運べば、牛が汗をかき、家に積み重ねれば、棟木に届くほど本がある。と言う意味です。
それほど勉強しているってこと?
いや、本がものすごく、たくさんある、という意味です。
唐の時代の文章家、柳宗元(りゅうそうげん)が、孔子の「春秋」について、評論したくだらない本が、ものすごい量あって、そんな読みきれない本が、汗牛充棟だ、って言ったのが、はじめです。
じゃあ、くだらない本がたくさんある、って言うのがはじめなんだ。
でも、今では、本がたくさんある、という意味です。
出典は、柳宗元の「陸通文先生墓標」でした。