手軽にバイオ実験を体験!本バイオ実験キットで登場する主な実験操作について、その原理をご紹介します。
電気泳動法(アガロースゲル電気泳動法)とは?
電気泳動法は、DNAやRNAなどの核酸をそれらの電気的な性質を利用して分離する方法です(本実験キットはアガロースゲルを使用したアガロースゲル電気泳動法を体験できます)。
核酸は「−」の電荷を帯びているため、電場に置かれると、アガロース(※)のゲルの網目構造内を+極側に移動します。長いDNA断片は網目構造内をゆっくりと(引っかかりながら)動くのに対して、短いDNA断片はより速く(あまり引っかからずに)動くことから、アガロースゲル電気泳動法では、DNA断片を長さによって分離することができます。
DNAの電気的性質
もっと詳しく知りたい!⇒DNA電気泳動キットFSB9
制限酵素(DNAのハサミ)とは?
細菌は自分以外のDNAを切断・分解することで、ウイルスやファージなどの外から侵入してくるDNAを排除しています。この外来DNAの排除メカニズムは「制限」と呼ばれています。この「制限」で中心的な役割をする酵素が「制限酵素」です。制限酵素は特定のDNAの配列を認識して切断することが知られています。 制限酵素の性質
もっと詳しく知りたい!⇒DNA切断キットFSB4
DNAリガーゼ(DNAのノリ)とは?
もっと詳しく知りたい!⇒DNA結合キットFSB5
PCR法とは? Polymerase Chain Reaction法(PCR法)は、短時間かつ簡便に目的とするDNA断片を大量に増幅する技術です。この技術は特定の遺伝子配列を人工的に増幅できるため、バイオサイエンスの研究において不可欠な技術となっています。さらにPCR法は、病原菌感染の検査や遺伝子組換え作物混入の検査といった医療や食品の安全管理の分野にも応用されており、その用途は多岐に渡っています。 PCR法の原理 PCR法では、増幅したい塩基配列の両端に相補的な、20塩基前後のオリゴヌクレオチド鎖からなるプライマーを足がかりとし、耐熱性のDNAポリメラーゼを用いてDNA塩基配列を増幅していきます。この操作は、3段階の温度変化を経て行われます。それを繰り返し行なうことで、大量のDNA塩基配列を得ることができるのです。下図は、1サイクル目の反応を表したものです。
3サイクル目以降の反応では、設定したプライマーの間にあるDNA断片が急速に増幅されます。PCR反応では、理論的には無限大にDNAを増幅できますが、実際には耐熱性ポリメラーゼの失活・プライマーやdNTPの枯渇などによって増幅率は低下し、得られるDNA断片はほぼ一定量となります。 もっと詳しく知りたい!⇒PCRキットFSB3
|
|
Copyright © KENIS, Ltd. All rights reserved. |