JALとチャイナエアの提携が驚きのワケ 「アライアンスを越えたコードシェア」とは?

JALとチャイナエアラインが、両社の運航する日本と台湾を結ぶ全路線、全便についてコードシェアを実施すると発表しました。これは、実は航空界をとても驚かせるニュースだといいます。

JALとチャイナエアラインの提携は、航空界の一大事…?

 JAL(日本航空)とチャイナエアライン(台湾)は2017年1月10(火)、客と貨物分野における提携を強化し、2月下旬より両社が運航する日本と台湾間の全路線、全便についてコードシェアを実施すると発表しました。

 この発表は「アライアンスグループを越えたコードシェア」という内容であり、航空界的にはとても大きなニュースです。

JALとチャイナエアラインは2010年10月31日よりコードシェアを開始しているが、今回は日本と台湾間の全路線、全便でコードシェアを実施するというもの(画像出典:JAL)。

 そもそも、航空界における「アライアンス」、あるいは「コードシェア」とは、どういうものなのでしょうか。

 1970年代、この世にジャンボ機(ボーイング747)が生まれて大量輸送時代が始まり、航空界では低価格の運賃でサービスが提供されるようになりました。国内線でも、日本のエアラインが発注した550人が乗れる特別仕様機(747SR)は大いに稼動し、航空機による移動が誰にも身近になってきたのです。

 一方、国際線では「はじめに選んだエアラインで乗り継ぎをすることなく目的地までいけるか」ということが当時、最大の競争力のポイントとされ、各国のナショナルフラッグといわれるエアラインは、世界の隅々まで路線を延ばすことを競い合うようになっていました。

 ところが1978(昭和53)年、アメリカの航空規制緩和(運賃の自由化)が始まり、巨大なネットワークを持つエアラインは、同時に赤字路線も抱えこむようになります。

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コメント

2件のコメント

  1. 2000(平成12)年ごろ、当時のJAL経営責任者は、「JAL自体が中心でなければアライアンスに加盟する必要はない」といった旨の発言をしておりましたが、「もはやアライアンス抜きにしてネットワークは構築できない」状況であると判断したときには、スターアライアンス以外しか選択肢がなかったからです。

    馬鹿かJALはone worldに加盟

  2. 記事内のスカイチームのコメントは、今回のチャイナエアラインとJALのコードシェアを受けたものではなく、JAL破綻時のDeltaとAmericanによるスカイチームvsワンワールドのJAL争奪戦の後、JALがワンワールドに残留すると決定し、公表した後のコメントかと思うのですが、いかがでしょうか。