中国共産党の中央規律検査委員会は、国務院(政府)と同格の強い権限を持ち、あらゆる公職者を対象に腐敗行為を取り締まる「国家監察委員会」を来年3月に新設する計画を公表した。中央規律検査委の公式サイトが、新機構設立について説明する最高指導部メンバーの王岐山(ワンチーシャン)・同委書記の発言を掲載する形で伝えた。
掲載されたのは、今月6~8日に開かれた同委の全体会議での王氏の活動報告。この中で、王氏は来年3月に開催予定の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で国家監察委を新設する計画を明らかにした。また同じ時期に、法的根拠となる国家監察法を可決し、幹部の任命など本格的な組織作りを行うと説明した。
国家監察委は、これまで政府や検察機構内に分散して設けられていた公務員の汚職や規律違反、職務怠慢などを取り締まる複数の部門を統合。政府の高級幹部でさえ取り締まることができる強力な「反腐敗」機関になる見通しで、習近平(シーチンピン)国家主席が進めてきた「反腐敗」政策の象徴ともいえる組織だ。
取り締まりの対象は「公権力を…
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朝日新聞国際報道部