01月17日 09時56分
三重県のトンネル工事の入札をめぐる汚職事件で、建設会社の元社員から100万円分の商品券を受け取ったなどとして起訴された国土交通省の国道事務所の元副所長が、別のトンネル工事の入札でも落札できる価格などを元社員に教えた見返りに100万円分の商品券を受け取った疑いがあることがわかり、加重収賄の疑いで追送検されました。
追送検されたのは、国土交通省の北勢国道事務所の元副所長、深谷亘容疑者(56)です。
深谷元副所長は、5年前、三重県内の高速道路のトンネル工事の入札で、落札できる価格などを建設会社、奥村組の元社員に漏らした見返りに100万円分の商品券を受け取ったとして加重収賄などの罪で起訴されています。
警察によりますと、その後の調べで深谷元副所長が平成21年ごろにも三重県紀宝町の国道のトンネル工事の入札で、落札できる価格などを奥村組の同じ元社員に漏らし、その見返りに百貨店の商品券100万円分を受け取った疑いがあることがわかったということで、16日、加重収賄の疑いで追送検されました。
調べに対し、深谷元副所長は容疑を認めているということです。
商品券を送ったとされる元社員についてはすでに時効が成立しているということです。
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