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かゆで作柄占う「試粥会」
01月16日 09時32分
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おかゆと一緒に釜の中に入れた竹筒にどのくらい米粒が入るかでことしの農作物の作柄を占う「試粥会」と呼ばれる伝統行事が三重県御浜町の寺で行われました。
この行事は、御浜町下市木の林松寺に江戸時代から伝わる行事です。
15日、地元の人たちが寺に集まり、五穀豊穣と天候の安定を住職と祈願しました。
このあと、境内の一角で釜を火にかけて、その中に仏前に供えた米や小豆と、直径8ミリほどで長さが7センチほどの細い竹の筒を9本入れて、炊きあがるのを待ちました。
30分ほどでおかゆが炊きあがると中から竹筒を取り出して、住職が包丁で1本ずつ割って中に米粒がどのくらい入っているかを調べ、豊作になるかどうかを占いました。
9本の竹筒は作物の種類を表していて、占いの結果、豊作という結果になり、なかでも稲とさつまいもなどの出来が上々と出たということです。
地元の区長の川本集一さんは「占いのとおりに良い結果が出ればよいと思います」と話していました。
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