01月16日 19時40分
鳥インフルエンザの感染が確認されたニワトリのヒナを飼育していた岐阜県山県市の養鶏場で、殺処分したニワトリを埋める地中の穴から地下水がわき出したため、岐阜県は作業を中断していますが、近くに別の穴を掘って作業を再開することにしています。
岐阜県は、山県市の養鶏場でニワトリのヒナから高病原性の鳥インフルエンザウイルスの感染が確認されたため、15日から飼育されていた約7万8000羽のニワトリを殺処分しました。
その後、殺処分したニワトリを地中に掘った穴に埋める作業を進めていましたが、15日夜、穴から地下水が湧き出し穴の壁も崩れたため、ニワトリを入れた800個の袋のうち約460個を埋めた段階で作業を中断しています。
岐阜県は農林水産省と協議した結果、この穴の南側に地下水が湧き出さないように1メートル浅い別の穴を掘ることを決め、16日夜から掘削作業を始めることにしています。
新しい穴は、17日午前中までにできるということで、県は、国がニワトリを埋める作業完了の目標とする感染確認から72時間にあたる17日午後11時までに作業を終わらせたいとしています。
また、検出された鳥インフルエンザウイルスは詳しい検査の結果、今シーズン各地で検出されている「H5N6型」だと分かったということです。
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