01月16日 12時32分
岐阜県は、14日、鳥インフルエンザの感染が確認された岐阜県山県市の養鶏場のニワトリ約7万8000羽を地中に埋める作業を進めていますが、掘った穴から地下水が湧き出したため、作業を一時、中止して対策を検討しています。
14日、山県市の養鶏場でニワトリのヒナ100羽以上が死んでいるのが見つかり、「H5型」の高病原性の鳥インフルエンザウイルスの感染が確認されました。
このため、岐阜県は15日の未明から養鶏場で飼育されていた約7万8000羽のニワトリの殺処分を行い、約400人の態勢でニワトリを入れた800個の袋を長さ60メートル、幅8メートル、深さ5メートルの地中に掘った穴に埋める作業を進めています。
しかし、15日午後8時ころ、穴の底から地下水が湧き出し、ポンプで排水したものの16日午前4時ころには穴の壁が崩れたことから岐阜県は一時、作業を中止し農林水産省と対策を検討しています。
地中に埋める作業は国の指針で、鳥インフルエンザの感染が確認されてから原則、72時間以内に行うこととされているため、まだ埋められていない約340個の袋を埋めるために別に穴を掘るなど作業を急ぐことにしています。
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