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山県の鶏舎、隙間や破損なし 鳥インフル感染原因の調査続行

 山県市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生した問題で、現地調査した農林水産省は二十日、発生場所の鶏舎に野鳥などの野生動物が侵入できる隙間や破損箇所はなかったと発表した。引き続き感染原因を調べる。

 農水省は十五日、専門家四人による疫学調査チームを養鶏場に派遣し、鶏舎への立ち入りや従業員への聞き取りを実施した。

 鳥インフルエンザが発生した鶏舎は、敷地内に八棟あるうちの一棟で、窓がない平屋。壁や天井に野鳥などが外部から入り込むことができる隙間がなく、壁の一部に設けた通気口の金網にも破損はなかった。鶏舎横の飼料タンクも、ふたがされていた。

 同省によると、発生鶏舎の周囲には普段から石灰がまかれ、従業員らが鶏舎に入る際も入り口で専用の長靴に履き替えた上、長靴と衣服を消毒していたという。 

 (近藤統義)

 

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