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【社会】

勾留続く辺野古反対派リーダー 早期釈放求め署名提出

那覇地裁前で、沖縄平和運動センターの山城博治議長の早期釈放を求める鎌田慧さん(左)ら=20日

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 米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古(へのこ)移設に反対するグループを統率し、威力業務妨害容疑などで逮捕され勾留が約三カ月間続く沖縄平和運動センターの山城博治(ひろじ)議長(64)の早期釈放を求め、ルポライターの鎌田慧(さとし)さんらは二十日、那覇地裁に要請書と署名を提出した。

 鎌田さんや作家の沢地久枝さんら著名人が呼び掛け、山城氏ら移設反対派の保釈や接見制限の解消を要求。インターネットでの呼び掛けを中心に、六十カ国以上から計約一万八千人分の署名を集めた。鎌田さんは要請後の記者会見で「軍事国家による、平和運動への弾圧が始まっている。山城氏は政治犯として逮捕されたと思う」と訴えた。

 沖縄県警は昨年十月、米軍北部訓練場(東村など)のヘリコプター離着陸帯建設現場近くで有刺鉄線を切った疑いで、山城氏を逮捕。その後も辺野古の米軍基地ゲート前にブロックを積んで移設作業を妨げた疑いなどで再逮捕され、身柄が拘束されたままになっている。

 

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