【うるま】米軍普天間飛行場所属のAH1Z攻撃ヘリコプター1機が20日夜にうるま市与那城伊計の農道に不時着した件で、米軍の兵士らが21日午前7時10分すぎ、機体の整備を始めた。中嶋浩一郎沖縄防衛局長が7時すぎ現場に到着し、ヘリを視察した。中嶋局長は視察後、取材に応じ「安全に着陸したのは理解するが、周辺住民に不安を与えていると申し入れ、原因究明と安全対策の徹底を併せて申し入れた」と話した。
米軍からは「非常に遺憾な事案だ。情報提供をしていく」との話があったという。
現場には朝から周辺住民が駆け付け、不安な表情で不時着したヘリを眺めていた。県警と米軍が立ち入りを制限した内側に畑を持つ知名幸代さん(59)=うるま市川田=は午前7時すぎに現場を訪れた。
知名さんは普天間飛行場のオスプレイが昨年12月13日に名護市安部の海岸に墜落したことに触れ「事故が起きたばかりでやはり怖い。来月から葉たばこの植え付けが始まる。2度とあってほしくない」と話し、畑を見詰めた。 現場は伊計島の中心部で、ホテル「AJリゾートアイランド伊計島」から直線距離で約600メートルの農道だった。【琉球新報電子版】
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