蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【スポーツ】[卓球]水谷隼が史上最多V9へ好発進2017年1月20日 紙面から
◇全日本選手権<第4日>卓球の全日本選手権第4日は19日、東京体育館で男子シングルスの4回戦などを行い、リオ五輪男子シングルス銅メダリストの水谷隼(27)=ビーコン・ラボ=が4−1の快勝で史上最多となる9度目の優勝へ好発進した。女子シングルスの石川佳純(23)=全農、伊藤美誠(16)=スターツ、平野美宇(16)=エリートアカデミー=らも初戦の4回戦を突破した。混合ダブルスは田添健汰(21)=専大、前田美優(20)=日本生命=組が決勝で吉村真晴(23)=名古屋ダイハツ、石川佳純組を破り2年連続3度目の優勝を果たした。 気持ちが乗らないまま試合に入り、緩み、第1ゲームを落としたが、それでも勝つ。今大会初戦となる男子シングルス4回戦を無事に突破した水谷は「あしたからは気を引き締めてプレーしたい。あしたからが勝負。観客にもいいプレーを見せたい」と意気込みを新たにした。 同じコートで行われた1つ前の試合、世界ジュニア最年少王者の張本がストレート負け。「もうちょっと時間がかかるかなと思ったらすぐに終わって、全然準備ができなかった」。気持ちが乗り切らないまま迎えた第1ゲーム、7−2とリードした場面で今度は隙が生まれた。「気持ちがゆるんで、試合よりこの1本を楽しんじゃおうと思った」。そこから7連続失点を喫し、10−12でこのゲームを失った。 それでも自分自身を支えているのは「勝つことより負けたくないというプライド。1回でも負けると世代交代と言われてしまう。まだまだ勝ち続けないといけない」という執念だ。第2ゲームからは11−4、11−5、11−3、11−4と全く相手を寄せ付けなかった。 「コンディションはかなり仕上がっていて100%のプレーができている。声援を送ってくれるファンがいる限りベストを尽くさないといけないので、最高のプレーを見せたい」。もう隙は見せない。9度目の優勝へメダリストの本領を発揮する。 (川村庸介) PR情報
|