蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【大リーグ】史上最強捕手イバン・ロドリゲス 捕手で2人目の有資格初年度選出2017年1月20日 紙面から
◇米野球殿堂表彰米野球殿堂は18日、全米野球記者協会(BBWAA)の記者投票による2017年の殿堂入り表彰者を発表し、レンジャースなどで活躍、ゴールドグラブ賞を捕手として史上最多の13度受賞したイバン・ロドリゲス元捕手(45)、エクスポズ(現ナショナルズ)時代に盗塁王4度のティム・レインズ元外野手(57)、アストロズで通算449本塁打のジェフ・バグウェル元一塁手(48)の3人が、得票率75%以上で選出された。殿堂式典は7月30日、ニューヨーク州クーパーズタウンで行われる。 「パッジ(ずんぐりむっくり)」の愛称で親しまれたイバン・ロドリゲスさんが、得票率76%で殿堂入りを果たした。捕手の有資格初年度の殿堂入りは、1989年のジョニー・ベンチ(元レッズ)以来史上2人目。プエルトリコ出身選手では4人目の栄誉となった。 必要な得票率75%を1%上回ったパッジは「ぎりぎりの当選は気にしない。子供のころからのヒーローだったジョニー・ベンチとともに栄誉に浴するのは、すごくハッピーだ」と会見で語った。 攻守に傑出した“史上最強捕手”だった。捕手で2749安打、1290打点はともにメジャー記録。守っても、通算の盗塁阻止率45・7%は、74年に公式記録として採用されて以来、史上最高(最低480試合出場)。座ったまま二塁に送球する鉄砲肩で、「盗塁阻止やブロック、走者を刺して相手の流れを止めることに最も誇りを抱いていた。打撃でも素晴らしいキャリアだったが、本分は守備だ。好守の捕手であることに大きなプライドを持っていた」と胸を張った。 ヤンキースの黄金時代を築いたトーリ元監督は2001年、パッジを「最強の捕手だ。強打もだが、特にあいつが守っているとき、敵軍は攻撃の作戦を全て変更せざるを得ない」と評したことがある。球史を代表する捕手の、当然すぎる殿堂入りだった。 <イバン・ロドリゲス> 1971年11月30日生まれの45歳。米自治領プエルトリコ出身。右投げ右打ち。現役時代は175センチ、93キロ。リンド・パドロン・リベラ高から88年にレンジャーズと契約。91年にレンジャーズでメジャーデビューし、強肩強打の捕手として活躍。球宴に14度選出。99年ア・リーグMVP。捕手で2427試合出場、2749安打、1290打点、1万4864刺殺、ゴールドグラブ賞13度はいずれもメジャー記録。2003年にはマーリンズでワールドシリーズ優勝に貢献した。 PR情報
|