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【プロ野球】

今永、2年目では異例の単身トレ 「1人でやる力をつけたい」

2017年1月20日 紙面から

一球一球、丁寧にフォームを確認しながらキャッチボールするDeNA・今永=横須賀市の総合練習場で(小林孝一郎撮影)

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 DeNAの今永昇太投手(23)が19日、横須賀市の総合練習場で自主トレを公開した。2年目では異例の「単身」トレ。「自分のやっていることに責任を持ちたい。何が足りないか、何をしなければいけないかを一番に考えてやっている」と狙いを明かした。

 長距離走や坂道ダッシュを黙々と1人でこなし、キャッチボールは練習場に来た選手を見つけて行う。トレーナーや先輩の助言を聞き入れつつも、自らの肉体と会話しながらの調整。「状態は良い。ブルペンでも自分の思った通りのボールが投げられている」と手応えをつかんでいる。

 同期の熊原が先輩の山崎康や石田らと合同で自主トレをしたように、若手は先輩から何かを学ぼうとすることが球界では一般的だ。ところが、今永は「ついていくだけじゃダメだと思った。自分一人でやる力をつけたい」と逆をいく。哲学的なコメントの数々が一部で「今永語録」ともてはやされる男ならではの思考といえる。

 昨季は規定投球回に達せず、8勝9敗と負け越した。今季は「すべての数字を引っ張ってくれる」と投球回数を重視。「自分自身で貯金をつくりたい」とチームへの貢献を誓う。単身トレを選んだ以上、不振に陥っても他人のせいにはできない。退路を断ち、2年目のジンクスに挑む。 (小林孝一郎)

 

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