米軍ヘリ 沖縄 伊計島に不時着 住民から不安の声

米軍ヘリ 沖縄 伊計島に不時着 住民から不安の声
k10010847451_201701210626_201701210628.mp4
20日夜、沖縄県の伊計島にアメリカ軍普天間基地に所属するヘリコプター1機が不時着しました。沖縄県では先月、アメリカ軍のオスプレイが大破する事故が起きていて、住民からは安全への不安の声が上がっています。
21日午後7時半ごろ、アメリカ軍普天間基地に所属する海兵隊の「ヴァイパー」と呼ばれる最新鋭のAH1攻撃ヘリコプターが、沖縄県うるま市の伊計島に不時着しました。不時着した現場は、伊計島の北の端にあるホテルから南に500メートルほど離れた農道で、警察によりますと、ヘリコプターの乗員や付近の住民などにけが人はいないということです。

沖縄防衛局から沖縄県への説明によりますと、ヘリコプターは、午後7時ごろ普天間基地を飛び立ち、およそ20分後に警告を示す計器が点灯したため、予防的な着陸を行ったということです。アメリカ軍は、機体に損傷はないとしていて、防衛省関係者によりますと、アメリカ軍は、21日7時ごろから整備士が現場で機体を点検し、問題がなければ飛行させて基地に戻すことにしているということです。

沖縄県では先月、アメリカ軍のオスプレイが大破する事故が起き、安全管理に対する批判が強まっていて、相次ぐ事故やトラブルに住民からは不安の声が上がっています。