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国立国会図書館サーチにおけるNDC10版適用開始について

2017年1月20日

国立国会図書館では、「日本十進分類法(NDC)新訂10版」(NDC10版)の適用を開始します。
http://www.ndl.go.jp/jp/library/news/1217474_1484.html

それに伴い、国立国会図書館サーチにおいても、平成29年4月からNDC10版の分類記号を含むデータの検索、表示及びAPI提供を開始します。


フォーマット仕様の改訂

  • 「国立国会図書館ダブリンコアメタデータ記述(DC-NDL)」に新語彙「dcndl:NDC10」を追加します。
  • DC-NDL(RDF)、DC-NDL(Simple)、JSONの各フォーマット仕様の修正版は、平成29年3月にメタデータのページに掲載します。


検索、表示

  • 詳細検索の「分類記号」欄において、NDC10版の分類記号の検索ができるようになります。
  • 書誌詳細画面においては、「NDC(10版):」というラベルを付けて表示します。


API提供

  • 国立国会図書館サーチで提供するすべてのAPIにおいて、NDC10版の分類記号を出力します。
  • メタデータの形式ごとの出力タグは、以下の通りです。
    メタデータの形式 NDC10版の分類記号の出力
    DC-NDL(RDF) <dcterms:subject rdf:resource=”http://id.ndl.go.jp/class/ndc10/値”/>
    DC-NDL(Simple) <dc:subject xsi:type=”dcndl:NDC10″>値</dc:subject>
    RSS <dc:subject xsi:type=”dcndl:NDC10″>値</dc:subject>


NDC9版の分類記号の自動付与

  • データプロバイダ「国立国会図書館蔵書」のうちNDC10版の分類記号が付与されたデータについて、機械的に変換したNDC9版の分類記号を自動付与します。これは、NDC10版の取り込みに対応していない各種図書館向けに実施する、国立国会図書館サーチに限定した処理です。NDC10版への対応が拡大すると想定される2019年から2020年頃までの時限的な処理とする予定です。
  • この変換処理は、当館非常勤調査員である原田隆史同志社大学教授の監修を受けています。
  • 自動付与したNDC9版の分類記号は、既存のNDC9版の分類番号同様に検索、表示及びAPI提供の対象となります。