映画版「ディビイジョン」の監督が決定した。
海外メディアのVarietyは「トラフィック」の脚本を手掛け、「シリアナ」を監督したスティーヴン・ギャガン氏がUbisoftの人気アクションゲームの映画化を指揮すると伝えている。これまでアクションの比重が大きい映画を監督したことがないギャガン氏だが、「ディビジョン」のテーマの1つである政治問題や世界情勢を深く掘り下げる傾向がある監督だ。Varietyによれば、ギャガン氏は荒廃したマンハッタンという舞台設定に強く惹かれており、「没入感があり、恐ろしく異質でありながら馴染みがある……可能性に溢れています」と話している。脚本家としても知られるギャガン氏は、「トラフィック」の他にも「アラモ」「英雄の条件」といった作品の脚本を手掛けている。
「この作品はアポカリプスのマンハッタンという舞台設定、ゲームのビジュアル世界が大きな要因となって、巨大な成功を収めました」とギャガン氏は語っている。
プロットの詳細情報はほとんど明らかになっていないが、Ubisoftは「伝送病に襲われた『ディビジョン』の街」を掘り下げ、「数え切れないほどの愛と喪失、裏切りとヒロイズムの物語」を描くと約束している。ジェイク・ジレンホール(「ナイトクローラー」「ノクターナル・アニマルズ」)とジェスカ・チャステイン(「オデッセイ」「インターステラー」)が主演を務める予定だ。
Ubisoftは現在、他にも「ウォッチドッグス」「スプリンターセル」「Ghost Recon」「ラビッツランド」の映画化プロジェクトを進めている。