第193通常国会が召集 与野党論戦へ

第193通常国会が召集 与野党論戦へ
k10010846331_201701201218_201701201220.mp4
第193通常国会が20日召集され、安倍総理大臣は自民党の両院議員総会で、「次なる70年の新たな国創りに結束して取り組まなければならない」と述べました。一方、民進党の蓮舫代表は党の参議院議員総会で、「政府の間違った方針に対し、声を小さくすることなく臨んでいく」と述べました。
第193通常国会は20日召集され、午前10時すぎから開かれた参議院本会議で、特別委員会の設置などの手続きが行われました。

国会では、このあと午後1時から天皇陛下をお迎えして、開会式が行われたあと、衆参両院の本会議で、安倍総理大臣による施政方針演説など政府4演説が行われることになっています。

これに先立って安倍総理大臣は自民党の両院議員総会に出席し、「政権が発足して5度目の通常国会になるが、私が戒めていることは『慣れからくる油断』で、もう一度初心を思い返す必要がある。戦後70年を超え、次なる70年に向けて、新たな国創りに一致結束して全力で取り組まなければならない」と述べました。

一方、民進党の蓮舫代表は党の参議院議員総会で、「政府の間違った方針に対して存分に向き合ってほしい。いくつもの大きな政治課題があるので、われわれは数は少ないかもしれないが、自分たちの声を小さくすることなく、しっかり臨んでいく」と述べました。

通常国会の会期は6月18日までの150日間で、政府・与党は、できるだけ早く今年度の第3次補正予算案を成立させたうえで、新年度(平成29年度)予算案についても年度内の成立を目指すことにしています。

これに対して民進党などは、「補正予算案で赤字国債を追加発行しなければならないなど、アベノミクスの失敗は明らかだ」として、政府に対し経済政策の転換を迫る方針で、与野党の活発な論戦が繰り広げられる見通しです。