■事実であることが確認された8件
潘基文氏側が事実だと認めた残り8件については「過ちだった。外国での生活が長く、韓国に戻って間もないために起こった偶発的なもので、理解してほしい」と説明した。
(1)電車の券売機に2万ウォンを一度に投入=帰国した12日、空港鉄道の券売機の現金投入口に1万ウォン(約970円)札を2枚、一度に入れたのは事実だ。潘基文氏は「私はニューヨークで長い間暮らし、帰国したばかりだ。(突然)フランスのパリに行って電車の切符を買えと言われたら、すぐにできるだろうか」と言った。
(2)フランス産ミネラルウォーターを買おうとした=潘基文氏は空港のコンビニエンスストアでフランス産ミネラルウォーターを手にしたが、補佐官に止められて国産ミネラルウォーターを買ったとして批判を浴びた。同氏はこれも事実だと認め、「コンビニに入って(冷蔵庫)のドアを開けたところ、(海外生活で見慣れていた)エビアンがあったので手に取った」と言った。
(3)国旗に対して「目礼」=潘基文氏は18日、国旗に対して敬礼をした時、目礼をしようとした後、気が付いて胸に手を当てた。同氏側はミスを認め、「海外生活が長かったので一瞬、勘違いした。小さなことでも批判を浴びていたので、緊張して間違えてしまったようだ」と説明した。
(4)慰安婦問題について質問した記者に「悪いやつら」=潘基文氏は18日の夕食会後、イ・ドウン報道担当者と話す際、慰安婦問題に関して質問をした記者のことを指してか「悪いやつら」と言った。同氏側は「一部記者が夕食会の進行を妨害し、質問を続けた。潘基文氏は報道担当者に個人的な心情を告げたが、それがマイクに拾われてしまったものだ」と言った。