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ロッテ創業者長女に懲役3年の実刑判決 ソウル中央地裁
【ソウル=名村隆寛】ロッテグループ創業者、重光武雄(韓国名・辛格浩=シン・ギョクホ)氏(94)の長女で、ロッテ百貨店などへの出店をめぐり裏金を受け取っていたとして背任収賄や横領などの罪に問われたロッテ奨学財団理事長、辛英子(ヨンジャ)被告(74)に対する判決公判が19日、ソウル中央地裁で開かれた。同地裁は懲役3年、追徴金約14億4000万ウォン(約1億3700万円)=求刑懲役5年、追徴金約32億3000万ウォン=の支払いを命じる実刑判決を言い渡した。
判決によると、辛被告は2007年2月~16年5月、ロッテ百貨店や免税店への業者の出店で便宜を図る見返りとして14億ウォン余りを受け取った。また、自身が事実上経営していた息子名義の流通企業で、グループからの仕事を受けて巨額の収益を上げ、実際には働いていなかった家族に給与を支払っていた。
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