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 東京・霞が関の経済産業省で16日午後、敷地内の枯れ葉が燃やされた事件で、警視庁が17日未明、現場にいた無職の男(78)を建造物等損壊の疑いで逮捕したことが、丸の内署への取材で分かった。

 署によると、男は自称・東京都目黒区中目黒3丁目、無職正清太一容疑者。任意の調べには「火をつけた」と供述していたが、逮捕後は黙秘しているという。

 逮捕容疑は、16日午後3時40分ごろ、千代田区霞が関1丁目の経産省の敷地内の花壇の枯れ葉に火をつけ、隣接する地下鉄のエレベーターの外壁(縦15センチ、横1メートル)を焼損させたというもの。

 通行人の男性が110番通報し、署員が駆けつけた時には火は消えていた。出火当時、正清容疑者が紙に火をつけていたといい、署が動機などを調べている。