ハンドルネーム【ほほう】さんからご質問を頂きました。


Q,どもです。
これは単純に質問というか、どういう風にお答えになるのかなぁという疑問で聞くんですが、

>「南京大虐殺」は南京市で日本兵が「30万人」の「民間人を虐殺」した事件のこと。

でここで「30万」だっていう強調をされるんだけど(逆に30万じゃなきゃ違う、っていう風にとらえていいのかな?)
外務省のhpでは

1日本政府としては、日本軍の南京入城(1937年)後、非戦闘員の殺害や略奪行為等があったことは否定できないと考えています。しかしながら、被害者の具体的な人数については諸説あり、政府としてどれが正しい数かを認定することは困難であると考えています。
2先の大戦における行いに対する、痛切な反省と共に、心からのお詫びの気持ちは、戦後の歴代内閣が、一貫して持ち続けてきたものです。そうした気持ちが、戦後50年に当たり、村山談話で表明され「・・・」
3こうした歴代内閣が表明した気持ちを、揺るぎないものとして、引き継いでいきます。そのことを、2015年8月14日の内閣総理大臣談話の中で明確にしました。(引用終わり)

とあるわけで、「事件はあった、しかし人数が問題だ」という問題意識をしてるわけです。そして、過去の賠償・謝罪プロセスに含まれると。(むしろ後段の方が大事かな、って気も。つまり慰安婦問題と同じで解決済み・謝罪済みっていうロジック)

一応外務省の見解とは、少なくとも長谷川さんの(私が上で引用した長谷川さんのブログ)とはぶつかる部分があるのでは。

あと、前のブログで「ホテルでやるのはどーなのよ」というコメントもあった気がします。
で、これはこれで「それはそうかもなぁ」という気もします。

何らかのお返事があると大変ありがたいです。



A,はい、ご質問どうもありがとうございます。
【ほほう】さんの御意識の中に、少しだけ事実誤認があるので、可能な限り平易な言葉でお答えしますね。

1、「ほほう」さんの外務省の認識の誤解

ほほうさんは外務省のHPをご覧になって
「『事件はあった、しかし人数が問題だ』という問題意識をしてるみたいなのですが、これはですね~ちょっと全然違うと思っておいてください。そもそも、私は先月、内閣の中枢の…というか安倍総理の側近中の側近の方とも一緒にお食事して夜中までいろいろと話をしていたんですが、ちょうどその席上でもそんな話が出たのですけれど、外務省というか「日本という国として」の本音は

「いや、もう昔のことなんだから…(困)」

が本当は本音だったりします。少なくとも、ほほうさんの受け取ったように「東京裁判で認定されたような事件があった」なんて間違っても思っていませんし、そこは勘違いなので認識を変えておきましょうね。
と言っても、いちいち昔のことを掘り起こして中国にブースカ言われるのも面倒だし、言葉ゴマかしとくかぁ…ってのが本音の部分です。
よく外務省のHPをよく読んでみてください。ちゃんと書いてるでしょ?

「非戦闘員の殺害や略奪行為等があったことは否定できないと考えていま。」

この「否定できないと考えています」って言うのは「全く認めていないですけれど、完全否定できるほどの物的証拠はないかもしれないですね~」が正しい訳と思ってください。「事件はあった」と「あったことを否定できない」は全然違うんです。と、言うか…

「30万人の殺害行為があった」と考えている場合は、政府として正式に「事件はあった」と言います。

あえて、上記したようにワザワザ書いているのは、中国側が面倒くさいので、刺激しないように…でも日本人としてあったかなかったか分からないものまでもう相手にしたくないのでこういうニゴした書き方をしたってのが真実です。


2、南京市での「非戦闘員の殺害や略奪行為等」と「南京大虐殺」は世界的には全然別のもの

で、日本の左翼系のメディアとかが頑張ってごまかそうとしているのがこれなんですけれど、そもそも人口20万人しかいなかった南京市で30万人の非戦闘員の殺害なんて行為は「絶対に不可能」なんです。わざわざ10万人外から連れてきて30万人殺したの?で、その直後の人口調査で南京市は人口が25万人に増えているんですが、これって…どう考えても日本が占領して「そこが安全になったから人口が流入した」と考える方がよほど納得できるんです。

ちなみに、南京市に日本軍が来る直前に人口20万人だったことは、日本軍の調査ではなく、全く関係のない資料から明確になっています。なので、これは確定と考えていい。

となると、本当に「30万人の」南京大虐殺があってみ?

まず、日本軍が占領するでしょ?
で、そこにわざわざ中国の民間人を10万人連れてくるでしょ?
で、30万人を殺しまくるでしょ?一人銃弾一発で殺しても30万発の銃弾ね。
で、その30万体の死体を取り合えず、何らかの手段で焼くなり埋めるなりするでしょ?30万体分を。
で、そこに2・3か月以内に、人口をさらに25万人連れてくるでしょ?
で、生活までさせるでしょ?
で、資料にちゃんと記されてるように占領の4か月後には人口25万人の都市になりました、と。

無理じゃね?

これが中国側の主張している、というか世界的には東京裁判でも認定されている「南京大虐殺」を「実際に行った時の動き」ね。私はそんなもん不可能でしょうがって言ってるわけです。

で、問題はここ。

さすがに日本で大虐殺がぁぁぁって言い続けてたサヨク軍団(&サヨクメディア)=日本をディスりたいだけの人たちは
「お、おう…これはちょっと無理あるかな」
ってな話になって、途中から「南京大虐殺」を「南京市における何らかの虐殺行為」って話をすり替え始めたわけです。

ちょっと待て、と。

ええとですね、今の(現在の)日本であっても「猟奇的殺人」や「女性へのレイプ」などは日常的に起きてます。「ほほう」さんは「人数が問題なのでしょうか?」と質問されてるんですが、もちろんです。問題なのは世界的に東京裁判で認知された「30万人の虐殺行為」があったかなかった?が大問題なんです。
だって、当時なんてそもそも戦時中でしょ?
世界中で「目を覆いたくなる虐殺行為なんて当然あった時代」です。そんなの、あって当然でしょう。「人数」は大問題です。だって、東京裁判では「人数」が問題視されてんだから。それで死刑判決とか出てんだから


でも、絶対にないその虐殺話も、もう中国側が今回のAPAホテルの件みたいにピーピー騒いでも面倒くさいし、宗教同然に洗脳されきった軍団を相手にするのも疲れるし、そのピーピー軍団を利用しようとする朝日・毎日のサヨク系メディア軍団も面倒だし、選挙もどうせすぐにあるし・・ってんで、中国も刺激しないように、でも日本人にはそもそも「世界で常識化してしまっている大虐殺なんてないんだよ」って言うメッセージを発信できるように細心の注意を払って書かれたのが、

例の70年談話

です。後、それに付随する「ほほう」さんが見た外務省のHPですね。よく読んだら分かるでしょ?認めてないから。全然。(もちろん、何らかの虐殺は他国同様にあったと思う、でも人数とか全然分かんないですよね、と。そしてやっぱりそれら(虐殺行為)は許せないですよね~と書かれてます)



元谷会長とかが必死に言ってるのは「世界の常識となっている大虐殺はなかった」ってことなんです。なので、ワザワザ英語に翻訳して、ワザワザ外国人旅行客も来る部屋において、日本人の先輩方や親世代の名誉を回復させたいなーって考えているのがAPAグループってわけです。

「ほほう」さんも、ぜひ日本のサヨク系メディアの誤魔化しに乗らないで、世界的な話をちゃんと受け止めてみてほしいんです。日本のサヨク系はごまかす為に「南京事件」って言ってるんですけれど、世界はそんなこと一言も言ってないから。世界中での認識は「南京大虐殺」。日本の我々のおじいちゃん世代は「鬼畜だ」「虐殺人間たちだ」って言われてるんです。これは少し世界に出れば誰でも知ってる話。

ちなみに元谷会長って今まで世界の84か国に行ってこういうディスカッションをし続けている人なんですけれど、私もおばあちゃんっ子で、お年寄り世代が好きな人間なので、そんなおじいちゃんおばあちゃんが「ウソによってディスられている」のが結構嫌な思いをしているんで、私は元谷会長、結構好きなわけです。


ちなみに、わずか一代でホテルチェーンをここまで大きくした元谷会長が「自分のホテルの部屋に何の本を置くか」なんて好きにすりゃあいい話。
海外のホテルなんて、絶対に聖書おいてるでしょ?
そこ、問題じゃないでしょ。

以上、長ったらしいので割愛してたんですが、そんな感じになります。
今後もどうぞよろしくです。