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岐阜瑞穂の居心地どう? ナベヅル、珍しい中部飛来
渡り鳥のナベヅル三羽が、瑞穂市内の田んぼに飛来した。日本野鳥の会岐阜によると、中部地方で見られるのは非常に珍しく、県内で飛来が確認されたのは今回で三例目。 十九日午後二時すぎ、三羽が仲良くえさをつつく姿が見られた。 見つけたのは、野鳥観察などが趣味の渡辺文男さん(68)=同市居倉。十八日夕、田んぼ近くを通り掛かると、ツルと思われる鳥を見つけた。十九日午後、再び、見つけ本紙に連絡した。ナベヅルと知った渡辺さんは「出合えて幸運」と喜んだ。 ナベヅルは首から上が白色で体は黒っぽい灰色。鍋底に付いたすすのような色をしており、名前の由来とされる。ロシアや中国東北部に繁殖地があり、越冬で日本を訪れる場合、ほとんどが鹿児島県に向かう。越冬後は再び繁殖地に戻る。 日本野鳥の会岐阜の大塚之稔代表(62)によると、三羽は家族。他のナベヅルと飛来のルートが違った可能性がある。「安心して暮らせるよう遠くから見守って」と呼び掛けている。 (磯部旭弘) PR情報
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