2017年1月20日02時13分
[ニューヨーク 19日 ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀が公表した1月のフィラデルフィア地区連銀業況指数は23.6と、前月の19.7から上昇し、2014年11月以来およそ2年ぶりの高水準をつけた。
同連銀は声明で「全般的な活動、新規受注、雇用に関する指数はすべてプラスで、かつ前月から上昇した」と指摘した。
トランプ次期政権下で減税やインフラ投資、規制緩和が実施されるとの期待が押し上げ要因となっているもようだ。
新規受注は14.9から26.0に、雇用は3.6から12.8にそれぞれ上昇した。
6カ月先の業況見通しは2014年8月以来の高水準となる56.6をつけた。
ただ、来四半期の生産拡大にどのように対応するかとの質問に対し、従業員を増やすとの回答は13.6%にとどまり、見通しは改善しているものの、企業がなお雇用拡大に慎重姿勢を維持していることを示した。
エコノミストは企業の間で広がる楽観的な見方が実際に生産増につなかがるかどうかに注目している。
バークレイズのエコノミストはリサーチノートで「これが生産の伸びにつながるか、鉱工業生産や製造業データを精査する」としている。 * 1月の米フィラデルフィア地区連銀業況指数は23.6(予想:15.8)、前月は19.7 * 1月の米フィラデルフィア地区連銀支払価格指数は32.5、前月は28.1 * 1月の米フィラデルフィア地区連銀業況6カ月予測は56.6、前月は48.7 * 1月の米フィラデルフィア地区連銀従業員数指数は12.8、前月は3.6 * 1月の米フィラデルフィア地区連銀新規受注指数は26.0、前月は14.9 * 1月の米フィラデルフィア地区連銀設備投資6カ月予測は21.9、前月は32.3
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