米次期財務長官「強いドル政策」維持の考え強調
アメリカのトランプ次期政権の財務長官に指名されたムニューチン氏は、議会の公聴会で、為替政策について、「強い通貨を維持する貿易政策を実行していく」と述べ、ドル高が国益にかなうとする「強いドル政策」を維持していく考えを強調しました。
トランプ次期政権の財務長官に指名されたムニューチン氏は19日、指名を承認するかどうか審議する、議会上院の財政委員会の公聴会に出席しました。
この中で、ムニューチン氏は「強い通貨を維持し、アメリカの雇用を創出する貿易政策を実行していく」と述べ、ドル高が国益にかなうとする「強いドル政策」を維持していく考えを強調しました。
そのうえで、トランプ次期大統領が「ドルが強すぎる」という認識を示したことについて、「長期的なドル高に言及したものではない。短期的なドル高が貿易に悪影響を及ぼす可能性があることについてコメントしたもので、長期的にはドル高が重要だ」と述べました。
一方、トランプ氏が関係改善に意欲を示しているロシアへの制裁については「100%、実行していく。核軍縮かほかの分野でロシアとよい取り引きができた場合にのみ、制裁を解除するだろう」と述べ、当面、制裁の解除には反対する考えを明らかにしました。
また、NAFTA=北米自由貿易協定について「トランプ氏はNAFTAの再交渉を始め、アメリカに雇用を維持することに関心を持っている」と述べました。
この中で、ムニューチン氏は「強い通貨を維持し、アメリカの雇用を創出する貿易政策を実行していく」と述べ、ドル高が国益にかなうとする「強いドル政策」を維持していく考えを強調しました。
そのうえで、トランプ次期大統領が「ドルが強すぎる」という認識を示したことについて、「長期的なドル高に言及したものではない。短期的なドル高が貿易に悪影響を及ぼす可能性があることについてコメントしたもので、長期的にはドル高が重要だ」と述べました。
一方、トランプ氏が関係改善に意欲を示しているロシアへの制裁については「100%、実行していく。核軍縮かほかの分野でロシアとよい取り引きができた場合にのみ、制裁を解除するだろう」と述べ、当面、制裁の解除には反対する考えを明らかにしました。
また、NAFTA=北米自由貿易協定について「トランプ氏はNAFTAの再交渉を始め、アメリカに雇用を維持することに関心を持っている」と述べました。