伊藤舞虹
2017年1月19日21時03分
2015年中に結婚した夫婦のうち、一方か両方が再婚だった割合は26・8%で、比較可能な統計のある1952年以降で最も高かった。結婚総数は63万5156組。初婚年齢は平均30歳前後で、晩婚化の傾向も進んでいる。厚生労働省がまとめた人口動態統計の特殊報告でわかった。
再婚の割合は、第2次ベビーブームが始まった1971年の10・8%が最も低く、それ以降は増加傾向にある。15年は夫再婚で妻初婚が10・0%、夫妻とも再婚が9・7%、夫初婚で妻再婚が7・1%だった。厚労省は「離婚が増え、再婚に対する意識が変わってきたことが要因として考えられる」としている。
07~11年に離婚した人の5年以内の再婚率を分析すると、男性は30代前半までに離婚すると35%超で、40代でも約2割。一方、女性は30歳未満で離婚した場合には30%を超えるが、30代前半で3割弱、30代後半で約2割に減る。
平均結婚年齢は、夫婦とも初婚の場合は夫が30・7歳、妻が29・0歳だった。20年前(1995年)と比べて夫で2・4歳、妻で2・9歳高くなっている。(伊藤舞虹)
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朝日新聞社会部