潘基文氏、しつこい慰安婦関連質問・悪意ある動画に激怒

潘基文氏、しつこい慰安婦関連質問・悪意ある動画に激怒

 潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長が18日、自身に関する事実を歪曲(わいきょく)・誇張して報道したり、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で流布されたりしていることに対して激怒した。

 潘基文氏は同日、大邱韓国青年会議所の役員たちとの夕食会で、「慰安婦に関して私は歴史的に過ちを犯したかのように言われているが、絶対にそうではない」と、韓日慰安婦合意の過程について長い時間をかけて説明した。また、「長年(韓日間で)引っ掛かっていた慰安婦問題について、ついに(日本の)首相が謝罪し、政府予算で(支援)した。だからある程度の深みがあるのだ。元慰安婦たちの無念の思いを晴らすことができるような合意ではないが、肝心な部分は押さえているという意味であって、『完全に終わった』(などと言っている)かのように誤解してはならない」と語った。

 さらに、帰国した日に空港鉄道の券売機に1万ウォン(約970円)札を2枚入れようとしたことがずっと話題にされていることについては、「(あなた方が)パリに行って電車(の切符を)買おうとした時、すぐにできるだろうか。それができないからと言って非難したらフェア(公正)だろうか。ご愛嬌(あいきょう)だと思ってくれればいいことなのに、もどかしい。小さな失敗をとんでもない問題であるかのように(報道する)。もう少しフェアにやろう。それほどの過ちでもないし、小さなミス、いやミスでもない。それをとんでもない問題であるかのように言っているが、私は神様でもないし、完ぺきな人間でもない。皆さん、人を思いやる、もっと思いやれる心を持とう」と呼びかけた。

大邱・光州=ユン・ヒョンジュン記者
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