NY市場 「強いドル政策」維持発言で円安進む

19日のニューヨーク外国為替市場は、トランプ次期政権の財務長官に指名されたムニューチン氏が、「強いドル政策」を維持する考えを強調したことを受けて、ドルを買って円を売る動きが出て、円相場は一時1ドル=115円台後半まで値下がりしました。
19日のニューヨーク外国為替市場は、トランプ次期政権の財務長官に指名されたムニューチン氏が、アメリカ議会上院で開かれた公聴会で「強いドル政策」を維持する考えを強調したことを受けて、ドルを買って円を売る動きが出ました。
このため円相場は値下がりし、一時1ドル=115円台後半に値下がりしました。

外国為替市場では、トランプ氏が有力紙のインタビューに対して「ドルが強すぎる」という認識を示していたことから、次期政権で為替政策のかじ取りをするムニューチン氏の発言に注目が集まっていました。

市場関係者は「ムニューチン氏は、トランプ氏の発言は短期的なドル高の悪影響を意識したもので、長期的には強いドルが望ましいと述べて火消しに動いた。このため再びドル高が進むという見方からドルが買われた」と話しています