みなさんこんにちは。
派遣社員として工場で働くYoshikiです。
現在僕が派遣されている工場には、ここで約40年勤め上げ、定年退職した後に再雇用されて、現在は新人指導員として働いているおじさん(推定年齢60歳)がいます。
なんでも高校を卒業してこの工場へ新卒で入社し、それから現場一筋でずーっと工場に勤務しているとか。
それも凄いことだと思いますが、なによりもそれを「40年続けた」というのは、もっと凄いことだと思います。
今日、そのおじさん先輩社員へ
「1つの会社で定年まで40年間勤め上げたというのは、どんなお気持ちですか?」
という質問をしました。すると帰ってきたのは
「…うーん、1つの会社にずっと勤めるって、"そんなの当たり前じゃないの?"って感じだけどな、オレは(笑)」
といったニュアンスの返答でした。
さすが団塊ジュニアの世代…年功序列、終身雇用が当たり前の時代に生きた人ならではの回答ですね。
たしかにうちの親父もその世代で、就職した当時は「金の卵」なんてもて囃されていましたね。(金の卵については → 集団就職 - Wikipedia)
その時代に中卒で就職をしたうちの親父もきっと、
「1つの会社で勤め上げるのは当たり前だろ!!」
とか言い出しかねません。そして、僕みたいなフラフラしている奴へ
「気合と我慢と根性が足りんのだお前は!!」
とか言い出すんですよね、きっと。
そういう話が面倒なので、僕はなるべく実家には帰らないようにしています(笑)
そういえば、うちの兄貴も高卒で自衛隊に入隊し、はや13年ぐらいだっけな。
と考えると、みんな凄いですよね。
煽りなどではなく、よく1つの会社にずっと勤め続けられるなと思います。
ずっといると、飽きてきません?
僕が今まで、1つの会社に居続けたのは最長6年でした。
その退職理由の1つには「仕事内容に飽きた」というのも入っていました。
ただ、それと同時に「羨ましい!」とも感じます。
だって、1つの会社に40年ですよ?
18歳から60歳まで、ずっと同じ会社ですよ?
それを苦と思わず、40年も続けられる。
それって、確実に「天職」じゃないですか!
現在60代の方々には、それが当然だったのかもしれません。
しかし、長い人生の中で
「オレはこの仕事で生きていくんだ!」
と強く思えなかったら、40年間も同じ仕事を続けられないでしょう。少なくとも僕にはできないと思います…。
YouTuberの「好きなことで、生きていく」ではありませんが、そう思える仕事に出会えたというのは、とても幸福なことだと思います。
ただ、天職というものは「見つける」というよりも、自分の中で
「オレはこの仕事で生きていくんだ!」
と強く決意できるか?だと思うんですよねぇ。
あいにく、今の僕にはそれがありません…。
あーあ、今年31歳になるし、そろそろ腰を据えないとなー。
現在は派遣社員としての就業だけど、もういまの工場で落ち着いてしまいたい…。