ここ最近日本では労働に関連した問題が多発し、メディア等が労働問題(特に時間と環境)について取り上げる頻度は日々多くなっていると思います。
そしてメディアでは、まるで日本の会社は本当にダメみないな風潮を作っています。
今日は、海外に移住した身からこのことについて私個人の意見を書きます。
※今回の記事は個人的な考えがとても強いです。あくまで一個人の意見として読んでいただければ幸いです。
日本の労働時間
必ずと言ってもよい程に労働問題で初めに上がってくる問題「労働時間」。
日本人は働きすぎ、日本の会社は残業が多いと言われていますが、海外も同じです。
残業で労働時間が長い会社は多くあります。
私が住んでいる台湾では、そもそも祝日が日本に比べてかなり少ないので年間の出勤日だけ見ても台湾の会社の方が1.2〜1.3倍はあります。
ゴールデンウィークとかシルバーウィークなんて存在しません。
なので現地の台湾人は日本の会社に憧れを持つ人が多いぐらいです。
そしてこちらが世界各国(35ヶ国)の労働時間(平均値)を比較した表になります。
あくまで平均時間ですが、日本は35位中15位。
なので、世界から見ても労働時間がすごく長いわけでもありません。
日本の労働環境
さて日本の労働環境ですが、海外から見るとすごく安定している環境だと思います。
海外と比較すれば保険等も国がしっかり整えています。
また少しずつ薄れているとはいえ終身雇用や年功序列生での給与体系つまり長く勤めていればある程度の給料がもらえる、そんな制度は海外にはないです。
欧米系の国やそして私が住んでいる台湾では、例えば営業職という視点で見ると、年数関係ないし、数字持ってきた分給料は増え、数字がなければ給料は減り、使えないと判断されればすぐにクビになります。
海外の会社は使えない社員をクビにすることにためらいはありません。
本当にシビアです。
また数字はもちろん海外であって評価基準には上司との関係値も関係してきます。
そこから考えても、仮に数字的な結果を出せなくても自分の考えを捨て会社・上司の意向に沿って社会人ライフを生きて行けば、それなりの生活が確約されている日本の労働環境はすごく安定・安全です。
なので「日本の会社=労働環境悪い」とするのは良くないです。
日本人を本当に苦しめているもの
私なりの意見ですが、日本人を本当に苦しめているものとは、自分の好きなことをして生きていくことが許されないような風潮や周囲目なのではないでしょうか?
「現実的な選択肢じゃないよね」
「好きなことをして生きていける人は一部の人だからね」
「その行動って意味あるの」
常に周囲からこのようなことを言われる環境では、だれであっても自分自身の好きなことをして生きていくのは難しいと思います。
そして周囲から言われた現実的な選択肢を選び、仮に自分に合ってない選択肢や会社であっても、耐え続ける人が多いのではないでしょうか?
当たり前のことですが自分にとって嫌な環境であればもちろんストレスは多くなるし、そこから体を崩す人もいるし、最終的にはメンタル的に病気になってしまう人もいます。
継続は力なりですし、困難を乗り越えた時人は強くなります。
しかしそれはあくまで、夢や目標に向かっている人に当てはまることで、ただ給料目的で日々嫌なことを耐え続ける人には当てはまりません。
解決方法
私なりの見解ですが、残念ながら「好きなことをして生きていけるような社会的環境」は日本では作られないと思います。
ただ国の文化は変えられなくても個人の価値観・行動は変えることができます。
なのですごく個人単位の解決方法ですが、周囲から言われる言葉を一度消して、自分の心に本当にやりたいことを聞いてみてください。
そしてそれが明確に見つかれば、周囲がどうのこうのじゃなくて、自分自身で発見した本当にやりたいことに突き進んでいけば良いのです。
ただし勘違いしていけないのは、好きなことをする=独立・起業ではありません。
独立や企業もあくまで成し遂げたいことをするためのツールの1つにしか過ぎないので、転職という方法でも十分それができる可能性があります。
現に私のかなり身近な人では、小さいころから飛行機作りがしたく、その後も飛行機に携わる日本の大学や会社に勤め、最終的にはアメリカ・シアトルにあるボーイング社にて飛行機設計をしている人もいます。
好きなこと・やりたいことを実現できる可能性はみんなあります!
あとは自分がその道に進んでいくかどうかです。
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