(cache) ハーボニー偽造品が出た件で奈良のチェーン薬局会社が判明
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ハーボニー偽造品が出た件で奈良のチェーン薬局会社が判明

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この度、わたくしたち薬剤師の恥を日本中にさらすことと相成りました。

・・・かっちょわりぃ。

薬剤師なら誰しもが思ったよね。

 

ほんま、何してくれてんねん?と。

 

今日のけいしゅけは憤ってます!

憤りすぎて、

逆に・・・

憤ってます!

 

え?何にそんなに怒ってるかって?

もはやニュース報道もあったから記事にしようと思う。

実は奈良県のある薬局チェーンが正規ルートではないルートで薬を買いました。

その薬はニセモノでした。

しかも、めっちゃ雑な造りの。

 

マジ、薬局業界の恥さらしでした。

あまりにもムカつくので記事にしまいと思ってたけど、

我慢できないのでやっぱ書くことにしました!

では、いってみようか・・・ 

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☆ハーボニー配合錠の偽造品事件って何が問題なんすか?

まずそこからって人がいると思うので説明しておくわ。

●ハーボニー配合錠は2015年に承認された1錠8万円のC型肝炎治療薬や

この基礎知識無くして今回の事件の問題のデカさは語れない。

1錠8万円やで?

8万円あれば・・・

おー、ヴィトンが買えるわ。

おー、4Kテレビが買えるわ。

そういうわけで、めちゃくちゃ高い薬やってことはわかるよね?

ちなみに、このお薬、12週間飲むことでC型肝炎を治療できるという、

とてつもなく画期的な薬やねん。

治療成功率はほぼ100%やねんで?すげぇやろ??

 

■問題は治療にかかる医療費の総額

12週間=84日。

ハーボニー配合錠は1日1回、1錠飲むというお薬なので、

8万円×84日=672万円

医療費がかかってしまうのよ。

 

お国は医療費が爆発してまいます!って言ってるのに、なんでこんな高い値段で承認してん?

って思ってたら・・・

 

■2016年には薬価引き下げで1錠が約55000円にまで引き下げられる

まぁ、そうなりますわな。

でもまだまだ高いよね。

55000円×84=462万円

治療費はかかってしまうんだもの。

やっぱり高い。

 

ここまでのまとめ

ハーボニー配合錠はC型肝炎をほぼ100%治療できるという、

とてつもなく良い薬だが、

べらぼうに高いお薬なのや!!!!

 

☆奈良県の会社:関西メディコ、薬局名:サン薬局が偽造品を非正規ルートから購入し、調剤して患者さんに渡してしまう事件発生。

これが今回の事件の本題。

ニュース報道で公になってるし、

同じ薬局業界で真面目に仕事をしている薬剤師として許せないので名前も書いちゃう。

 

●で、気になる偽造品ってどんなだったのか??

見たいよね?うん、見せるね。

 

まずはホンモノの画像をどうぞ

刻印:片面にGSI、その裏に7985と記載されている

ボトル:28錠入り

 

それでは、お笑いレベルの偽造品の画像をどうぞー🎵

 

事例1

え??錠剤の形が全く違う!!!!

いちおう28錠入ってますね。

 

事例2

その紫のナニガシは・・・なんや!?

おもろくなってまいりました。

事例1と同じ形のんが、21錠

意味不明の錠剤が、29錠入っております!

・・・偽造する気、ないな(笑)

 

事例3

いや、だから!

錠剤の形が違うわ!!!

ちなみに、この銀紙はホンモノはね、ボトルに

ぴたーーーーーーーっ!!と

貼りついているし、銀紙自体が簡単に破れないねん。

でも、偽造品はめっちゃ適当に糊付けされてるレベルで、

カンタンに剥がせたんやって。

しかも、この銀紙、めっちゃ簡単に破けたんやってさ。

ギリアドのMRさんに教えてもらいました♪

 

事例4

やればできるやんけ、やれば・・・

おい!8個へんなん混じってるわ!!

事例4はちょっと頑張ってます。

実は20個は正規品のハーボニー配合錠だったらしいわ。

でも残りの8個の偽造品はナニモノか?が全く不明らしい。

 

以上です。

偽造品の特徴をまとめます

  1. やる気あんのか?ってくらい中身は偽造してない(笑)別モノを入れてるだけや
  2. 外箱がない。
  3. ボトルはホンモノ。
  4. でもラベルはホンモノは角が丸いが偽物は角張っているものがあった。
  5. ボトルの封をする銀紙はニセモノはペラペラかつ、カンタンな糊付けですぐ剥がれる。
  6. 紫の錠剤がメッチャ気になる。
  7. 紫の錠剤がメッチャ気になる。
  8. 紫の錠剤がメーーーーーッチャ気になる!

ということで5点の特徴があります。

 

●関西メディコはどこから買ったのか?

正規ルートってのは、このお薬を製造販売元のギリアド社から販売許可を受けた卸業者から買う事やねん。

今回の問題では、この正規ルートを守らなかったそうだ。

安売り現金問屋から購入したんじゃねぇか?

という説が濃厚。

けいしゅけとしては、

海外の組織が売り逃げしたに決まってるやろ?

と思ってる。

理由は簡単。

偽造品の質がアホみたいに低レベル過ぎるから

これに尽きる。

 

☆この事件の最も問題なのは薬局への信頼の低下だ!

今回の事件で間違いなく薬局・薬剤師は叩かれるだろうね。

粗悪品かもしれないもんを安く買って高く売りつけることで儲けてるんですか?

しかもこんなに低レベルな偽造品すら見抜けない。

薬剤師ってホンマに薬のプロなんですか?

電卓叩いて薬を数えて渡すだけやん?

ってね。

薬剤師が医師や看護師に。そして患者さんに社会的に認められるのがまた遠のいた気がするね。

あー、最低!

こんなアホな会社のせいで真面目にやってる薬剤師がメッチャ足引っ張られるわ。

しっかりせぇよアホ!!!

ホンマにむかついたのでした。

 

●提案⇒卸業者以外からの購入は違法にするべきじゃないか?

医療費って税金で賄われているんやからさ、

薬の流通ルートは厳格に管理できるようにした方がいいのかもね。

品目指定でいいからさ。

特定の薬品は指定の卸業者以外が販売すること、並びにそうした業者から購入することを禁じる。

そういった法案が必要になっている気がするわ。

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