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不明のウミガメ 裏山で死骸発見

Web東奥 1/19(木) 15:08配信

 昨年8月ごろ、青森市の浅虫水族館の屋外水槽で飼育・展示していたアオウミガメ1匹がいなくなった問題で、このアオウミガメとみられる死骸が翌月、水族館の裏山で見つかっていたことが19日、同水族館への取材で分かった。県警と青森署が窃盗事件として捜査している。
 水族館によると、いなくなったのは甲羅の直径約50センチ、体重約15キロの小型アオウミガメ。昨年7月10日に屋外水槽に移し、8月2日朝、被害に気付いた。9月15日になって、裏山の雑草を刈り取っていた業者が死骸を発見した。干からびて一部が腐敗していたという。発見場所までは約2メートルの壁を登るか、階段を上らないとたどり着けないため、アオウミガメが自力で裏山に移動したとは考えにくいとしている。
 県警によると、発見場所周辺から人の足跡が見つかっている。屋外水槽の柵が高いことから、複数人で運び出した可能性が高いとみている。
 水族館の佐藤康也副館長は「いずれ海に返していたかもしれない命が、悲惨な死に方をして非常に残念」と話した。事件を受け、同水族館は昨年8月中に、屋外水槽付近に防犯カメラを増設した。

東奥日報社

最終更新:1/19(木) 15:08

Web東奥

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