やっさんのぶろぐ(映画、趣味、日記など)

個人日記、忘備録、反朝鮮人、島国に引っ越しました。

常在戦場

2017-01-13 05:20:37 | Weblog
防衛大学校4年間、海上自衛隊11年間合計15年間自衛隊の飯を食べてきました。組織に所属する者は自分の希望通りの仕事を選ぶことはできません。私は自分の希望に反して艦艇乗組から陸上勤務になりました。その際には整理してきた船乗りや戦術に関する膨大な資料を全て捨てました。この前江田島に行きましたが、護衛艦出港時の発光信号すら早くて読めない民間人に成り下がっていました。大学での勉強がすぐに社会で役に立つはずもなく、特に自衛隊で電気工学の知識がその後に必要になるとは思っていませんでした。しかしながら、例え意に反しても与えられた任務に対して自分になしうる最大の能力を用いて達成する訓練だけは積んできたつもりです。また、自衛隊では選択に迷ったら厳しい道を選べと言われてきました。例えば整備された道と泥水の道があれば、部下に嫌われても指揮官は泥水の道を選ばなければなりません。訓練で自分も部下も冷たい水の中に入りたくはないですが、「その選択を日常的に行っていないと実戦でも安易な道を選び敵の的になって部下は命を落とす。」と実戦を経験した元軍人に教えられました。まさしく「常在戦場」です。研究や仕事においても人まねや安易な道ばかり選ぶことは楽で短期間にそれなりの数の結果をだすことができますが人の後を追っかけるしか能のない何もなしえない人間にしかならないと考えて仕事をしてきました。それが正しいかどうかはわかりませんがそのような人は少なくともナンバー1にはなりえません。「定時出勤定時退庁いつもにこにこ明るい家庭」を目指すことは悪い選択ではないですが、皆がそのような生活をする必要はないと考えます。
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