2017年1月19日12時28分
高齢者にうそをついて高額な浄水器を売りつけたとして、警視庁は、浄水器販売会社の久保田篤容疑者(33)=埼玉県川口市=ら男4人を特定商取引法違反(不実の告知)の疑いで逮捕し、19日発表した。首都圏を中心に高齢者300人以上に計1億円超の浄水器を売ったとみて調べる。
生活経済課によると、4人の逮捕容疑は2015年2月~昨年5月、東京都杉並区などの75~85歳の女性3人に対し、それぞれの家の浄水器が久保田容疑者の会社のレンタル商品であると偽り、「新たな浄水器の購入費用として20万~30万円が必要」と言って3人に浄水器を購入させたというもの。否認している。
同課によると、4人はこのほか、公営団地に住む高齢者宅を狙って訪問。水道水に含まれる塩素に反応する試薬を水道水に投入し、ピンク色に変色した水道水を示して、「汚れやサビなどが混ざっていると色が変わる。水道水を飲んでいると体に悪い」などとうその説明をして、浄水器を売りつけていたという。
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朝日新聞社会部