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【プロ野球】

超大物?それとも天然? ドラ3島が伊東監督をスルー

2017年1月19日 紙面から

視察した伊東監督(中)に気付かなかった天然ぶりで、気まずい表情を浮かべるロッテのドラフト3位・島(右)=ロッテ浦和球場で(小林良二撮影)

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 まさかの大失策だ。ロッテのドラフト3位・島孝明投手(18)=東海大市原望洋高=が18日、伊東監督へのあいさつをスルーする天然ぶりで周囲をざわつかせた。

 さいたま市のロッテ浦和球場で行われた新人合同自主トレを視察した伊東監督の目の前を、しれっと素通りしたルーキーがいた。島だ。じわじわと漂った気まずい空気。その緊急事態をいち早く察知した楠トレーニングコーチから、さりげなく「監督だぞ」と耳打ちされた18歳は、戦々恐々だった。

 「全く気付きませんでした。超やばかったです。ドキドキです」。顔をこわばらせ、深く頭を下げてその場は収まった。私服にサングラスだったことも災いしたようだが、野球殿堂入りしたばかりの指揮官は「おれ、オーラがないのかな」とションボリだ。

 そんな一幕があった最速153キロ右腕は、新人合同自主トレ初のブルペン入り。立ち投げで真っすぐに変化球を交え20球を投げ込んだ。指揮官の熱視線を浴びたが「意識せずに投げられました。力みもなかったです」とさわやかな笑み。肝を冷やした後には強心臓ぶりも見せつけた。 (小林良二)

 

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