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【プロ野球】

大谷、変化球を打ち込み 監督からスロー厳命も“オレ流”

2017年1月19日 紙面から

バッティング練習で打ち損じに悲鳴を上げる大谷=鎌ケ谷で(出月俊成撮影)

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 日本ハムの大谷翔平投手(22)が18日、フリー打撃で初めて変化球を打ち込むなど、早くもハイペースだ。栗山監督からはスローペース調整を厳命されているが、アリゾナキャンプ(現地2月1〜10日)から実戦への態勢を整え、3月7日のWBC初戦に向けて早めに仕上げていくつもりだ。

 年明け後、2度目のフリー打撃だが、矢野打撃投手にスライダー、シュートを投げてもらい65スイング。ボール球の見極めなど、実戦を意識しているのは明らかだ。

 WBCの初戦は3月7日のキューバ戦。アリゾナキャンプ中の2月上旬にも実戦段階に入れるように調整プランを立てる。早くも変化球打ちを行った狙いについて「キャンプでどんどん実戦が入ってくるのでそこに近づけるように」と明かした。

 キューバ戦の先発候補にも挙がる大谷は、投でも早めの仕上げが求められる。この日はWBC球を使用し、70メートルほどの距離で遠投を行った。「ある程度決めている」と今年初のブルペン投球は、近日中になりそうだ。

 昨季の蓄積疲労を心配する栗山監督は、アリゾナキャンプについて「ペースを抑えさせる」と言うが、大谷は「調整だけはしっかりしていく」と実戦に備えていく構え。自分流の取り組み方でキャンプに臨み、仕上げていく。 (水足丈夫)

 

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