【阪神】川藤OB会長がまた鬼指令!藤浪に「ミスタータイガースになれ」

2017年1月19日6時0分  スポーツ報知
  • 阪神・川藤幸三OB会長
  • 15日付けスポーツ報知

 阪神・川藤幸三OB会長(67)が18日、藤浪晋太郎投手(22)に、「ダル流」ではなく「自己流」でミスタータイガースを目指せと猛ゲキを飛ばした。大阪市内のホテルで、甲子園歴史館の理事会・定例報告会に顧問として出席。14日には新人野手に豪快な「酒1升、飲まんかい指令」を出した名物OB会長が、今度は若きエースに強烈メッセージを送った。

 藤浪に関する質問に、口調が熱を帯びた。「きょうも(新聞などで)話題になっていたけど…」と切り出し、川藤節がさく裂。「毎年、フォームがどうのこうの、と。発展途上やから、いろいろ試すのはいいことやけど、もっと自分のやってきたことに自信を持ったらいい。人さまの話を耳に入れて参考にするのはいいけど、それをガタガタ、ガタガタ…。今年はこういうフォームにしよう、とかそんなことは関係ない」と斬り込んだ。

 昨季7勝11敗の右腕は、昨年12月にダルビッシュらと自主トレ。18日に兵庫・鳴尾浜で投球練習し、ダルビッシュらを参考としたバランス重視の新フォームを披露した。この日もキャッチボールなどで汗を流した。だが“浪速の春団治”は「てめえの生き方や、やってきたことに、もっと自信を持ってやれば、マウンド上で『どうのこうの』の姿を見せんですむ。それを望みたい」と、鋼の心を身につけることが大事と訴えた。

 さらに、同学年の大谷にもっとライバル心を燃やすことを指令。「ミスタータイガースと呼ばれるような、村山さん、江夏さん以降(阪神から)日本のエースになれる投手が出てきていない。そういう立場になるまでやり続けてもらいたい」。期待が大きいからこそ、しった激励の言葉も激しかった。(島尾 浩一郎)

 ◆新人への川藤指令 14日に甲子園室内で新人合同自主トレを視察し「お前ら、酒は飲めるんか?」と質問。ドラフト1位内野手の大山=白鴎大=が「少しです」、同7位捕手の長坂=東北福祉大=が「1升飲めます」などと答えると、川藤会長は「プロに入ったら酒ぐらい飲めるようになれ」と酒豪指令を出した。佐野統括スカウトが「何を言っているんですか」と慌てても「そんなもん関係あるか! 好きにやったらええんや」と一蹴した。

  • 楽天SocialNewsに投稿!
プロ野球
今日のスポーツ報知(東京版)
報知ブログ(最新更新分)一覧へ