2017年1月18日13時19分
社員に違法な長時間労働をさせた労働基準法違反の疑いで書類送検された広告会社の電通について、滋賀県が県発注事業の競争入札への参加を近く停止させる方針を固めた。電通を巡っては、日本中央競馬会(JRA)も書類送検翌日の先月29日から今月28日までの1カ月間、入札参加を停止させている。
県の規定では、禁錮刑以上の刑に当たる容疑で書類送検されるなどした登録業者について、入札参加を3カ月停止させるとしている。今回の容疑となった労基法違反の法定刑は6カ月以下の懲役、または30万円以下の罰金と定められており、これが県の基準に該当するとみて、近く審査会を開き正式に決める。
県によると電通は今年度、近江牛など特産品のPRなど複数の県発注の事業を受注しているという。
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朝日新聞社会部