ハワイで走り込む菅野。「集大成」の年に備える (撮影・谷川直之)【拡大】
そう語り、親指と人さし指で円を作るような握りをみせた。打者との駆け引きもイメージする。
「(マウンドと本塁間の)奥行きを使いたい。チェンジアップをもうちょっと意識してくれれば、(打者の)ポイントを近くすることができる。打者がそれをイメージするだけで、前に出されたくないとか、詰まらされたくないとか感じるはず。打者は詰まることを一番恐れる。投球の幅を広げるというのが、一番の目的。ゆくゆくは決め球にしたい」
初参加のWBC開幕まで、2カ月を切った。
「4年に1回。チャンスがあと何回あるか。もう巡ってこないかもしれない。まずはWBCで世界一の頂を目指せる機会を与えられているわけですから。どんなものか想像できないけど、準備はしてきたつもりです」
新たな“武器”を加え、菅野が日本のエースとして世界に挑む。