菅野はハワイのホテルでインタビューに応じ、胸の内を明かした (撮影・谷川直之)【拡大】
日焼けした肌の黒さが、ホテルロビーの照明で際立った。菅野はハワイで昨年12月中旬から過ごしてきた約1カ月間を、充実の表情で振り返った。
「去年がすごく順調だったけど、それに匹敵するぐらいの手応えは感じています。(WBC公認球は)大きさも均等ではない。ボールによって縫い目が高かったり低かったりする。まだ完璧とはいえないけど、6、7割の手応え、対策は練れたのかなと思います」
このオフは新たな球種、チェンジアップの習得に挑戦している。
「もともとフォークは投げますけど、去年に関してはあまり使える球種ではなかったと(捕手の小林)誠司と話し合いました。でも(試合の)後半に球数が多くなる中で、やっぱり落ちる系のボールがほしいよねと。フォークを磨くのか、新球を習得するのか。すごく悩みました。チェンジアップという球は正直、取っておきたい球種だったので」