安倍首相 ドゥテルテ大統領の地元ダバオで少人数会合
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安倍総理大臣は、フィリピンのドゥテルテ大統領の地元ダバオで、少人数による会合を行い、アメリカのトランプ新政権が発足することを踏まえ、アメリカとの同盟関係が重要だという考えで一致しました。
12日にフィリピン・マニラでドゥテルテ大統領と会談した安倍総理大臣は、13日午前、大統領の地元ダバオで、外国の要人としては初めてドゥテルテ大統領の私邸に招かれ、およそ1時間、夫妻で朝食をともにしました。
このあと、両首脳は、会場をホテルに移しておよそ30分間、フィリピンの閣僚なども交えて少人数で会合を行い、共通の同盟国・アメリカで今月20日にトランプ新政権が発足することなどを踏まえ、地域情勢を中心に意見を交わしました。
この中で、ドゥテルテ大統領が、フィリピンとアメリカとの同盟の重要性に言及し協力関係を継続していく考えを示したのに対し、安倍総理大臣は「アジアの平和と繁栄を確保していくうえで、アメリカの関与が不可欠だ」と述べ、両首脳は、アメリカとの同盟関係が重要だという考えで一致しました。
また、南シナ海をめぐる問題について、ドゥテルテ大統領が「国際法に基づき平和的に解決したい」として中国を念頭に直接対話を行う考えを伝えたのに対し、安倍総理大臣は、中国の主張を認めなかった国際的な仲裁裁判の結果に触れ、「法の支配の原則を、フィリピンと連携して、ことし開かれるASEAN=東南アジア諸国連合の関連会議で主張していきたい」と述べました。
このあと、両首脳は、会場をホテルに移しておよそ30分間、フィリピンの閣僚なども交えて少人数で会合を行い、共通の同盟国・アメリカで今月20日にトランプ新政権が発足することなどを踏まえ、地域情勢を中心に意見を交わしました。
この中で、ドゥテルテ大統領が、フィリピンとアメリカとの同盟の重要性に言及し協力関係を継続していく考えを示したのに対し、安倍総理大臣は「アジアの平和と繁栄を確保していくうえで、アメリカの関与が不可欠だ」と述べ、両首脳は、アメリカとの同盟関係が重要だという考えで一致しました。
また、南シナ海をめぐる問題について、ドゥテルテ大統領が「国際法に基づき平和的に解決したい」として中国を念頭に直接対話を行う考えを伝えたのに対し、安倍総理大臣は、中国の主張を認めなかった国際的な仲裁裁判の結果に触れ、「法の支配の原則を、フィリピンと連携して、ことし開かれるASEAN=東南アジア諸国連合の関連会議で主張していきたい」と述べました。
ダバオ市民も歓迎
フィリピン外務省によりますと、外国の首脳がダバオを訪問するのは今回の安倍総理大臣が初めてだということで、ダバオでは歓迎する市民の姿が見られました。
ドゥテルテ大統領が安倍総理大臣を朝食に招待した大統領の私邸の前には、首脳たちの姿を一目見ようと朝から大勢の住民が詰めかけ、携帯電話で写真や映像を撮ったり手を振ったりしていました。
家族が日本で働いているという31歳の地元の男性は「日本の首相がダバオに来るのは初めてのことなので、うれしく、誇りに思います。フィリピンと日本がお互いによい国であり続けるために両国が努力していけるよう願っています」と話していました。
また、安倍総理大臣が視察に訪れたミンダナオ国際大学でも、地元の子どもたちや市民が道沿いに集まり、日本とフィリピンの旗を振ったり日本語で歌を歌ったりして盛大に歓迎していました。
ドゥテルテ大統領が安倍総理大臣を朝食に招待した大統領の私邸の前には、首脳たちの姿を一目見ようと朝から大勢の住民が詰めかけ、携帯電話で写真や映像を撮ったり手を振ったりしていました。
家族が日本で働いているという31歳の地元の男性は「日本の首相がダバオに来るのは初めてのことなので、うれしく、誇りに思います。フィリピンと日本がお互いによい国であり続けるために両国が努力していけるよう願っています」と話していました。
また、安倍総理大臣が視察に訪れたミンダナオ国際大学でも、地元の子どもたちや市民が道沿いに集まり、日本とフィリピンの旗を振ったり日本語で歌を歌ったりして盛大に歓迎していました。