スマートフォンを紛失して電子マネー約290万円分を不正使用された千葉県の男性が、サービスを運営する「楽天Edy(エディ)」(東京)などに損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は18日、訴えを退けた一審東京地裁判決を変更し、約224万円の賠償を命じた。
小野洋一裁判長は同社について「紛失時に取るべき対応を利用者に周知していなかった」と指摘した。
判決によると、男性は2012年、スマホの紛失に気付き、警察に届け出た上で携帯電話会社で通信サービスの停止手続きを行ったが、楽天Edyには連絡しなかった。このため何者かに電子マネーの利用額の設定を変更され、約2カ月にわたり不正使用された。
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