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 北九州市小倉北区で2011年11月、建設会社の男性役員(当時72)が射殺された事件に関わった疑いが強まったとして、福岡県警は指定暴力団工藤会(北九州市)系幹部の男ら数人を殺人などの疑いで逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で18日わかった。

 役員は業界のとりまとめ役として暴力団排除に取り組んでいた。県警は工藤会がこうした動きに反発して殺害を計画したとみている。最高幹部らが関与した疑いもあるとみて調べる。

 福岡県内ではこの事件後、県警の元警部が銃撃されたり暴力団排除の標章を掲げた店が入るビルが放火されたりするなどの事件が相次ぎ、工藤会最高幹部らが逮捕、起訴されている。

 捜査関係者によると、幹部の男…

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